歯周病

認定医による歯周病治療

認定医による歯周病治療

歯周病治療は、この分野で15年以上(※)の経験を持つ院長が担当いたします。院長は日本歯周病学会に在籍し、日本歯周病学会 歯周病認定医の資格を有しています。
日々の診療のかたわら、歯周病治療のさらなる研究にも余念がありません。その過程で得た新しい情報を、患者さまの治療に役立てたいと、強く望んでいるためです。
症状の軽い方はもちろん、「歯を抜くしかない」と言われるような、重症の患者さまの治療も、私どもなら可能です。
「歯医者に通っているけれど、なかなか歯周病が改善しない」という方や、「抜くしかない」と言われるような重症の方も、ぜひ一度当院までご相談ください。

※2024年現在

治療前の歯周検査について

治療前の歯周検査について

当院は歯周検査に力を入れています。歯周病は、歯を支える組織が炎症を起こす病気で、放置すると歯を失う原因にもなりますが検査と治療で、歯周病はコントロールすることができます。
最初は「ただの歯茎の腫れだろう」と軽く考えていたが、検査を受けた結果、歯周ポケットが深くなっていたことはよくあるケースです。歯周病は初期段階ではほとんど症状がないため、自覚することが難しいです。ですから、定期的な歯科検診が非常に重要です。
歯周ポケット検査、歯の動揺度検査、そしてレントゲン検査など、さまざまな検査が行われます。

測定方法の種類

1点法

歯の周囲で深い箇所を測定し、約5分で終わります。

4点法

頬側と舌側の4カ所を測定し、10分程度かかります。

6点法

頬側と舌側の各3カ所(前、中、後)を測定し、約15分かかります。

歯周ポケットの深さと重症度

3mm以下

軽度の歯周病

4~5mm

中等度の歯周病

6mm以上

重度の歯周病

歯の動揺度検査

歯の動揺度検査は、歯がどの程度動くかを確認する検査です。歯周病が進行すると、歯を支える骨が破壊され、歯が揺れやすくなります。この検査では、ピンセット状の器具で歯を挟んで動かし、その揺れ具合を測定します。

レントゲン検査

レントゲン検査は、歯周病が進行することで歯を支える骨(歯槽骨)がどれだけ失われているかを確認するための重要な検査です。レントゲン撮影を行うことで、骨の状態や歯石の付着状況を詳細に把握できます。
レントゲン検査は、目で直接確認できない部分の状態を評価するために不可欠です。例えば、歯周病による骨の喪失度や歯の根の形状、歯石の位置などが分かります。

重症(重度)の歯周病にも対応

重症(重度)の歯周病にも対応

歯周病とは、歯と歯茎の境目に付着したプラーク(歯垢:細菌の塊)の中に存在する歯周病菌によって、歯を支えている歯茎やあごの骨が破壊されていく病気です。
初期には自覚症状があまりないため、放置しているうちに症状が進行し、徐々に歯茎やあごの骨が破壊されてしまうケースが少なくありません。そのため、気づいたときには重症化して、歯を抜かなければならない…という事態になりがちです。
しかし当院では、「歯周組織再生療法(ししゅうそしきさいせいりょうほう)」が可能ですので、重症化した歯周病でも、歯を抜かずに済むかもしれません。
歯周組織再生療法とは、その名の通り、歯を支えている歯周組織である歯茎やあごの骨を再生する治療方法です。この治療を受けることで、進行してしまった歯周病でも歯を抜かずに治療できる可能性があります。

歯周組織再生療法について

当院では「リグロス」と「エムドゲイン」という薬剤を使った再生療法を実践。「リグロス」は保険診療の範囲内で使用できますが、「エムドゲイン」は健康保険が適用されないため自費診療です。患者さまのお口の状況やご希望によって、治療方法をお選びします。

治療名 エムドゲイン法(歯周組織再生療法)
治療の説明 重度の歯周病によって破壊された歯周組織をエムドゲイン・ゲルという薬剤を使用して、再生させる治療法です。
治療の期間・回数 3ヵ月、3回
リスクや副作用 組織が元通りになるわけではありません。組織が再生するまで数カ月かかります(期間は個人差があります)。手術後に、痛みや腫れ、出血を引き起こす可能性があります。喫煙している方は期待通りの効果を得られない場合があります。
エムドゲイン 65,000〜80,000円
※人工骨や、メンブレンなどの併用により追加で料金がかかる場合があります。
GCメンブレン S/28,200円 L/34,200円
ハニカルメンブレン S1/60,000円 M0/69,750円 M1/72,000円 L0/84,750円 L1/87,000円
ArrowBone-β 小/10,000円 中/17,500円 大/25,000円

※自費診療となります。
※すべて税込表記です。

歯周病起因の口臭にも対応

口臭が気になる原因はさまざまですが、その中でも歯周病が原因となる場合があります。
歯周病が原因で口臭が強くなるのには、いくつかの原因があります。代表的な原因の一つは「膿み」です。歯周病が進行すると、歯茎が炎症を起こし、歯根膜という歯茎の奥深くの部分が破壊されて膿がたまります。この膿が悪臭の原因となります。
当院では、セルフチェックの方法から、患者さまそれぞれに適した治療法をご提案いたします。

歯周病による口臭への対応についてはこちら

歯周病治療の流れ

STEP01

歯周病の検査

検査器具やレントゲンで、歯周病の進行度合いを調べます。

STEP02

治療計画の説明

歯周病がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。

STEP03

歯石やプラーク(歯垢)を取り除く

歯周病の原因となる歯石やプラーク(歯垢)を、専用の器具を使って取り除きます。

STEP04

歯磨き方法のレクチャー

効果の高い歯磨きの方法をお教えします。

STEP05

再発予防

歯周病を再発させないために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。