院長の独り言

こんにちは。

今日も洗口液についてつらつらと書いてみようと思います。

今日はデンタルバイオフィルム、いわゆる歯垢がつきにくくなるかどうかについてです。

結果から記すと、0.1%以上のグルコン酸クロルヘキシジン(CHG)含有洗口液、エッセンシャルオイル(EO)含有洗口液、0.05%以上のセチルピリジニウム(CPC)塩化物含有洗口液を用いて、1日2回30秒の洗口を毎日行うことで、歯垢の付着抑制効果がある、ということが論文的に証明されています。

含有成分を書かれてもわからないよ！となると思いますので、国内で販売が許可されている製品名で紹介させていただきます。

まず0.1%以上のCHG含有洗口液ですが、残念ながら、この濃度のCHGを含有した洗口液は国内では販売が許可されていません。コンクールFという製品が、メーカー指示で0.0001-0.0006%の濃度での、CHG洗口液という製品が0.0025%の濃度での使用となっています。

次にEO含有洗口液ですが、これはリステリンがあたります。こちらは薬局やドラッグストアなどでよく目にする方も多いかと思います。

最後にCPCですが、これはモンダミンメディカルケア、ガムデンタルリンスナイトケアなどがあたります。ただし、国内での使用濃度の上限は0.01-0.05%までとなっています。

以上の製品の中から、ご自身にあった製品を選んで、1日2回30秒の洗口をお試しください。